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被災河川「安全を確保」 丸森町長が復旧状況の認識示す

 宮城県丸森町内の阿武隈川支流が氾濫し、流域に甚大な被害があった台風19号から11カ月となる12日を前に、保科郷雄町長が11日、町役場で記者会見し、河川などの復旧状況を説明した。内川と五福谷川、新川は、堆積した大量の土砂が河道掘削工事で撤去され「台風以前と同程度の安全性が確保された」との認識を示した。
 東北地方整備局宮城南部復興事務所の水越崇、県大河原土木事務所の籠目勇一両所長が同席した。
 3河川は堤防計18カ所が決壊し、国が県の権限代行として本格復旧工事を手掛ける。水越所長は「あくまで緊急的な河道掘削で昨年の能力を回復させた段階。本格的な改良復旧はこれから」と説明し、本年度から5年間計画で進める方針を示した。
 県が整備する雉子尾川は、越水で弱体化した堤防2カ所の復旧が5月末までに完了。今月、阿武隈川との合流部から約4.4キロの区間で河道掘削に着手した。籠目所長は「来年度も河道の拡幅は継続して行いたい」と述べた。
 保科町長は台風シーズンを迎え「町民がいち早く避難して命を守れるようにし、町も町民の安全安心を確保できる体制を築かなければならない」と述べた。
 被災から1年の来月12日に開く町の追悼式について、保科町長は「記憶を風化させず、力強い復興を誓う」と語った。式は丸森まちづくりセンターで行われ、開式の午前10時に町内全域で黙とうのサイレンを鳴らす。終了後は午後3時まで自由献花とする。町は10月12日を「鎮魂の日」と定めている。


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2020年09月12日土曜日


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