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新型コロナ 「みやぎアラート」を3に引き上げ 患者数の急増受け知事、仙台市長ら緊急声明

緊急声明を読み上げる村井知事(中央)=13日、仙台市青葉区の県庁

 新型コロナウイルスの感染が宮城県内で急増している現状を踏まえ、村井嘉浩知事と郡和子仙台市長は13日、県庁で臨時記者会見を開き、マスクの着用や飲食店での「3密」防止といった対策の徹底を県民に強く求める緊急声明を出した。県は同日、患者の増減に応じて必要な医療体制を示す独自指標「みやぎアラート」のレベルを「2」から深刻度が2番目に高い「3」に引き上げた。
 県は病床を63〜100床に、軽症者と無症状者向けの宿泊療養施設を200室に、それぞれ増強する準備を進める。
 村井知事は、県内の療養者が13日午前の時点で75人となり、過去最多を更新したと説明。最近の感染者の傾向を(1)若年層(2)接待を伴う飲食店を利用した40〜50代(3)マスクの未着用者(4)仙台市以外−と分類した。
 冬場のインフルエンザ流行を念頭に、知事は「このままでは医療体制に大打撃が出る。状況次第で『命の選別』にもつながりかねない」と強い表現で懸念を表明。飲食店への営業自粛を要請する可能性も「爆発的に感染が広がれば考えざるを得ない」と言及した。
 郡市長は「危機的状況だ。一人一人の行動が感染を防ぐ」として、市が作成した対策ガイドブックの活用を求めた。患者への差別にも触れ「誰でも感染し得る。偏見、中傷は絶対にあってはならない」と訴えた。
 臨時記者会見には佐藤和宏県医師会長、安藤健二郎市医師会長が同席した。知事と市長、両医師会長が共同で声明を出すのは、4月3日に続き2回目。
 県によると、14日正午時点の直近7日間の新規患者数は68人、病床利用率は54.0%で、悪化に歯止めがかかっていない。


2020年09月13日日曜日


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