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食物アレルギー対応の防災ボックス発売 山形の業者、避難時の不安解消を

アレルギーシールや使い捨て食器などが入った防災ボックスと西谷部長

 日用雑貨・防災用品卸の西谷(山形市)は、食物アレルギーがある子ども向けの非常食などを詰め込んだ「よりそう防災ボックス」を発売した。災害時に避難所で苦労した母親の声を参考に商品化。災害時の食事の不安解消を目指す。
 防災ボックスの非常食は、アレルギー物質27品目を原材料に使わないおにぎりやドライカレーなど、水やお湯を加えて作る10袋。誤食や取り違えを防ぐために食器に貼るアレルギーシールを詰め合わせた。シールは3大アレルゲンである卵、牛乳・乳製品、小麦の3種類用と自由に手書きできる分を用意した。
 「避難所で子どもが自分のことをうまく伝えられないのでは」との不安が根強いため、アレルギーの種類や緊急連絡先をあらかじめ書き込んで周囲に伝えられるカードを作成。使い捨て食器や紙コップも入れた。
 同社は3月、泡なしシャンプーや歯磨きシートなど防災用品を詰め込んだ防災ボックスの販売を始めた。母親たちから会員制交流サイト(SNS)で「アレルギーのある子どもが避難所の食事を取れなかった」「好き嫌いは良くないと怒られた」などの声が寄せられ、商品企画につながった。
 社長の孫で、子ども3人を育てる西谷友里コンテンツ制作部長(34)は「食物アレルギーは命に関わる。幸い私の子どもたちにアレルギー症状はないが、ママたちの不安を人ごととは思えなかった」と語る。
 防災ボックスは1箱6000円。同社店舗や直営通販サイトで購入できる。連絡先は同社023(622)5677。


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2020年09月13日日曜日


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