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宮城・大崎の三本木で標高付き防災マップ作製

「なるべく高い場所を選んで避難してほしい」と呼び掛ける村上さん

 雨水がたまりやすく水害に遭いやすい地元の地形を知ってもらおうと、宮城県大崎市三本木の南谷地行政区と自主防災組織が、独自の防災マップを作製した。47カ所の標高を記したのが特徴で「低い場所を避け、安全に避難するために役立ててほしい」と呼び掛ける。

 南谷地地区は三本木の中心部の一角で、鳴瀬川の北に位置する。約240戸の住宅街は川の堤防と国道、県道に囲まれ、すり鉢状の地形。昨年10月の台風19号豪雨の際は、人的被害はなかったものの一部の車が水没したという。
 マップ作りは昨年の豪雨被害の後に始まり、行政区と自主防災組織の役員ら20人近くが集まって議論した。地区内の路上や交差点上にそれぞれ「17.2メートル」「26.7メートル」などと標高を書き、川の南にある指定避難所の三本木中、三本木小の位置を記した。
 鳴瀬川の氾濫によって家屋が倒壊する危険のある区域や、火災に備えた消火栓の位置も盛り込んだ。
 行政区役員の相花俊信さん(73)は「地区内には用水路が流れ、内水氾濫も起きやすい。新しく移り住んだ人たちにも分かりやすいマップとなるよう心掛けた」と説明する。
 大きさは3種あり、A4判でラミネート加工した240枚は各戸に配布。横60センチ、縦90センチの4枚、A3判24枚は集会所やごみ集積所などに掲げる。
 13日に地元の防災訓練に合わせ、約40人の住民にお披露目された。行政区長の村上一男さん(65)は「今後、体の不自由な高齢者ら避難の難しい人たちについて、災害時の担当者を決めておくなど、さらなる防災活動を進めていく」と意気込む。


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2020年09月15日火曜日


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