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女川再稼働 石巻市議会、陳情・請願を17日常任委で採決 容認の公算大

 東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、宮城県石巻市)の再稼働を巡り、石巻市議会は15日、賛否双方の団体から出されている陳情・請願計2件を17日の総務企画常任委員会(委員長を除く6人)で採決することを決めた。過半数が再稼働容認の考えとみられ、賛成の陳情を採択する公算が大きい。
 15日は総務企画委と総合防災対策特別委員会による連合審査会が審議を終えた。終了後、総務企画委の奥山浩幸委員長は「採決結果を(9月定例会最終日の)24日の本会議で報告する」と明言。市議会が今会期中に再稼働を求める陳情を採択することが濃厚となった。
 審査会では(1)女川原発の安全性(2)広域避難計画の実効性(3)経済波及効果−の3点に絞って委員が意見交換した。
 委員からは「国の新規制基準に適合したこと自体が安全性を担保する」「東北電力ほど安全を重視している事業者はいない」などと女川原発の安全性を評価する複数の意見が出た。
 重大事故時の広域避難計画については「訓練を重ねて実効性の向上を図るべきだ」との声が相次いだ一方、「避難計画が必要となる民間企業の事業自体に疑問を感じる」と再稼働に反対する意見もあった。
 市議会には5月に再稼働を求める陳情1件と反対の請願1件が提出され=表=、連合審査会は7月以降、審議を重ねた。内閣府など国の担当者を呼んで説明を求めたほか、8月に委員が女川原発を視察した。


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2020年09月16日水曜日


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