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南の島から飛んできた? 南三陸でアカギカメムシ発見 近年は青森や新潟でも確認

だいだい色の体が特徴のアカギカメムシ

 南西諸島に主に生息するアカギカメムシが、宮城県南三陸町歌津で発見された。キンカメムシ科の昆虫で、鮮やかなだいだい色の体が特徴。本州でも確認例はあるが、専門家によると宮城県内で見つかるのは極めて珍しいという。
 見つかったアカギカメムシは体長約2.5センチ。同町歌津の漁師高橋直哉さん(39)が12日午前、町内のコンビニエンスストアの屋外の照明の近くで、ひっくり返っているのを発見し、捕まえた。
 高橋さんは昆虫採集が趣味で、昆虫に詳しい複数の人物に捕まえた虫の画像を見せて意見を仰ぎ、アカギカメムシに間違いないと判断した。「最近は青森や新潟で見つかっていたので気になる虫だった。標本にして町内の施設で展示したい」と話す。
 宮城昆虫地理研究会の顧問高橋雄一さん(87)によると、会員から9月に県内でアカギカメムシを発見したとの報告があった。昆虫採集歴約50年の高橋さんは「南方系の虫は20〜30年前から北上しているが、これまでアカギカメムシの発見は記憶にない」と語る。
 東北大大学院農学研究科の堀雅敏准教授(応用昆虫学)は「飛行能力は高い。飛行または植物にくっついて人為的に運ばれてきたことが考えられる」との見方を示す。


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2020年09月16日水曜日


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