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陰性後の感染判明相次ぐ 新型コロナ早期検査一因か

 新型コロナウイルス検査で陰性と確認されながら、後に症状が現れ、陽性が判明するケースが仙台市で相次いでいる。15日までの感染者計228人のうち5人が該当し、9月の患者が3人を占めた。検査の実施が迅速なあまり、1回目でウイルスが検出されなかったためとみられる。

 9月のケースのうち9日に感染が判明した20代男性会社員の場合、8月29日に陽性患者の濃厚接触者と確定し、30日の検査では陰性だったが、8日後の9月7日に嗅覚障害が現れた。
 30代女性公務員は8日に濃厚接触者と確定し、10日の検査で陰性と確認されながら、翌11日にせきや頭痛などの症状があり、14日の検査で陽性と判明した。
 陰性判明から発症までの期間が最も長いのは、20代女性アルバイト従業員。1日に濃厚接触者と確定し、3日に陰性を確認。9日後の12日に倦怠(けんたい)感などが現れ、15日に陽性と分かった。
 関係者によると、塩釜市の接待を伴う飲食店に滞在歴があり、8月29日に感染者との最終接触があったとみられる。市は電話での健康観察を実施。女性は自宅待機し、他に濃厚接触者はなかった。最大14日間のウイルス潜伏期間の最終盤に発症した可能性がある。
 陰性から一転して陽性が判明するケースについて、市保健所は「検査時期が早く、1回目はウイルス量が少なかった」と要因を分析。感染拡大の第1波となった4月は症状がある患者を検査したが、現在は症状に関係なく、濃厚接触者と確定した段階で検査する。
 下川寛子所長は「潜伏期間の最終盤に発症するのはまれなケース。感染を広げないため、14日間は外出自粛を徹底するよう濃厚接触者に要請したい」と話す。


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2020年09月17日木曜日


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