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菅首相誕生 故郷・湯沢でPVに歓声

菅氏の首相就任を祝い、万歳三唱する湯沢高時代の同級生ら=16日午後1時55分ごろ、湯沢市の湯沢グランドホテル

 静かな山あいの古里が歓喜に沸いた。秋田県湯沢市出身の菅義偉首相が誕生した16日、市内6会場に設けられたパブリックビューイング(PV)で、同級生らが首相指名選挙を見守った。県出身者初の首相選出が決まった瞬間、拍手の渦に包まれた。

 湯沢グランドホテルには湯沢高の同級生ら60人が集まった。「菅義偉君314票」。得票数が読み上げられると、拍手と万歳三唱が響き渡った。
 「いつか首相になると思っていた」と話すのは、高校まで菅氏と同じ学校に通った同市秋ノ宮の農業伊藤英二さん(71)。「いじめられっ子をかばい、けんかを仲裁していた」と懐かしみ、「北方領土や北朝鮮による拉致被害など他国との問題も解決してくれるのでは」と期待を込めた。
 元十文字町長で道の駅十文字の社長を務める小川健吉さん(71)も高校の同級生。菅氏が総務相に就任した際に開いた会合で初めて名刺を交換した。「道の駅の運営について相談した際は親身にアドバイスしてくれた」と振り返った。
 歴代最長の7年8カ月務めた官房長官時代に親交を温めた人も。雄勝文化会館であったPVに参加した同市秋ノ宮の団体職員菅善徳さん(43)は東京での秋ノ宮出身者の会合で菅氏に会った。以降交流が続く。
 「地域の課題を伝えるとすぐ実行に移し、対応が早い。行動力とスピード感がある」と菅さん。「地方の悩みに対応する政策が期待できる」と声を弾ませた。
 市役所1階の市民ロビーでのPVには約160人が駆け付けた。湯沢高出身という会社員久米聡さん(50)は「母校から首相が出るなんて夢のよう。後輩として誇らしい」と胸を張り、「若い人が地方で活躍できるよう支援してほしい」と地域活性化策を求めた。


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2020年09月17日木曜日


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