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花火やちょうちん行列 菅首相誕生に地元の秋田・湯沢沸く 

菅新首相が生まれ育った湯沢市秋ノ宮で打ち上げられた花火=16日午後7時5分ごろ
菅氏の首相就任を祝う横断幕を手に行進する参加者=16日午後4時35分ごろ、湯沢市
湯沢高書道部員が思いを込めて菅首相の座右の銘と校歌を書き上げた=16日午後5時10分ごろ
くす玉を割って菅首相就任を祝う佐竹知事(左から2人目)と穂積市長(同3人目)ら=16日午後5時30分ごろ

 秋田県出身者初の首相が誕生した16日、県内は菅義偉新首相の地元の湯沢市を中心に盛り上がった。ちょうちん行例や祝賀花火、書道パフォーマンスなど、さまざまなイベントや式典が催された。

◎生地の夜空彩る200発

 湯沢市秋ノ宮地区では、菅新首相の実家近くで就任を祝う花火が打ち上げられた。旧秋ノ宮中の同級生や地区住民らが企画した。午後7時から約7分間、約200発の花火が小さな集落の夜空を彩った。
 企画した一人で、小中学校で同級生だった菊地洋一さん(71)=湯沢市=は「子どもの頃、義偉が総理大臣になるなんて誰も思っていなかった。衆院議員になった時も同級生はびっくりしたが、今回は仰天している」と語った。「雪国から裸一貫で身を起こした。体に気を付けて、頑張ってほしい」と話した。

◎150人、市中心部を歩く

 湯沢市中心部では菅首相誕生を祝い、ちょうちん行列が行われた。市内企業などの有志ら約150人が集まり、ちょうちんを手に約3キロを練り歩いた。
 毎年8月上旬に行われる「七夕絵どうろうまつり」の行事の一つで、同市の建設・土木会社「松田」が主催。湯沢高出身で菅氏の先輩に当たる松田光雄会長が企画した。参加者は湯沢南家佐竹太鼓の先導で市役所前を出発。太鼓や笛に合わせて歩き、沿道の市民は手を振ったり写真を撮ったりして喜んだ。
 沿道の人には約500個の紅白餅が配られた。市中心部で青果店を営む二郷裕子さん(70)は「湯沢が盛り上がっている姿を見られてうれしい。菅首相に届けばいい」と話した。

◎母校の書道部 パフォーマンス披露

 菅新首相の母校の湯沢高(湯沢市)では書道部がパフォーマンスを披露した。部員9人が大先輩の出世を祝い、筆に思いを込め地元からエールを送った。
 縦4メートル横6メートルの大きな用紙に菅氏の座右の銘「意志有れば道在り」と、校歌の歌詞の一部を力強く書いた。用紙には高校から見える鳥海山と夕焼けの絵があしらわれた。
 部長の2年鈴木心花(みはな)さん(16)=横手市=は「先輩が総理大臣になったことを誇りに感じる。パフォーマンスは難しかったが、菅氏を応援する思いは届いたと思う」と声を弾ませた。
 パフォーマンスに合わせて吹奏楽部員37人が校歌と秋田県民歌を演奏した。校舎には首相就任を祝う垂れ幕が掲げられた。

◎県都で記念式典 知事らがエール

 秋田県商工会議所連合会など県内8団体でつくる有志の会は、菅首相誕生を記念する祝賀セレモニーを秋田市のJR秋田駅東西自由通路で開いた。
 各団体の代表7人と佐竹敬久知事、穂積志市長がくす玉を割り、万歳三唱で祝った。県商議所連合会の三浦広巳会長は「秋田から総理が誕生したことを励みとし、次世代を担う子どもたちにも奮起してほしい」とあいさつした。
 佐竹知事は「菅総理誕生は県民に勇気を与える。総理が存分に仕事できるよう、われわれもバックアップしたい」と強調。穂積市長は「(菅首相は)要望活動で官邸を訪ねた際には必ず時間を割いてくれた。国難の時だが、日本のために頑張ってほしい」と話した。


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2020年09月17日木曜日


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