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風力発電の適地候補 山形県が出羽三山周辺を削除

 山形県鶴岡市と同県庄内町の出羽三山(羽黒山、湯殿山、月山)周辺で計画されていた大規模風力発電事業が白紙撤回されたことを受け、県は、適地と公表していた候補地から今回の事業実施想定区域が含まれる3カ所を削除した。地元自治体の要請を踏まえた措置で、他地域の候補地も修正が必要かどうか今後検討する。
 削除したのは鶴岡市と庄内町の計3カ所。鶴岡市から9日に依頼があり、対応した。県が実施してきた適地調査の名称も「活用可能性調査」や「風況等実態調査」に改めた。
 県は「適地の表現は、必ずしも事業ができることを保証していない。誤解を防ぐための対応だ」と説明する。他市町村にも候補地について修正の要否を照会中で、必要に応じて見直す。
 適地だった3カ所を巡っては、前田建設工業(東京)が8月、約2296ヘクタールの区域内に風車を最大40基整備する計画を公表。事業区域が出羽三山神社のある羽黒山頂まで1キロ程度と近く、地元住民らに反対運動が広がった。同社が今月9日、計画を撤回した。
 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を受け県は2012年度、再生可能エネルギー導入促進のため、20基以上の風車などを設置できる大規模発電事業候補地11カ所を公表。18年度に1〜14基程度が設置可能な小中規模候補地30カ所を公表した。今回の削除で候補地は計38カ所となった。


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2020年09月17日木曜日


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