広域のニュース

縄文遺跡群のイコモス現地調査終了 文化庁「理解得られた」

イコモスの現地調査が終わり、記者会見で手応えを語る文化庁と4道県の関係者

 2021年の世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田各県)に対する国際記念物遺跡会議(イコモス)の現地調査が終わり、文化庁と4道県は16日、青森県庁で記者会見を開いた。担当者らは「遺跡群の価値に調査員から一定の理解を得られた」と手応えを語った。
 調査は4〜15日に実施。オーストラリア国籍の調査員1人が構成17遺跡を回り、政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出した推薦書の内容を確認した。
 文化庁によると、調査員は遺跡の保存状態や17遺跡を範囲とした根拠、地域住民との関わりを重点的に調べた。新型コロナウイルス感染防止のために立ち会いを10人程度に絞り、ボランティアガイドによる遺跡の説明などはリモートで行った。
 同庁文化遺産国際協力室の石橋晶室長は「調査員は具体的評価に言及できないが、感触として理解いただけたと思う」と述べた。4道県の担当者も、同様の受け止め方を示した。
 例年通りの日程で進めば、イコモスは現地調査を踏まえ、ユネスコ世界遺産委員会に登録の可否を来年5月ごろ勧告する。ただ、新型コロナ収束は見通せず、委員会の登録審査が来年夏に行われるかどうかは不透明だ。


関連ページ: 広域 文化・暮らし

2020年09月17日木曜日


先頭に戻る