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女川原発2号機、再稼働に石巻市議会が「同意」 常任委が賛成陳情採択

女川原発2号機の再稼働を求める陳情の採決で、起立する委員=石巻市役所

 東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働を巡り、石巻市議会総務企画委員会は17日、市内の商工団体が提出した再稼働を求める陳情を賛成多数で採択した。再稼働に向けた「同意」を既に表明した女川町議会に続き、原発立地自治体の議会が事実上、容認の意思を示した。
 9月定例会最終日の24日に賛成陳情が採択されることが濃厚で、市議会として正式に再稼働への同意を打ち出す公算が大きい。議会の意思を尊重する立場を取る亀山紘市長の判断にも影響を与える。
 17日の総務企画委は委員長を除く6人で起立採決し、再稼働を求める陳情に5人が賛成、1人が反対した。反対の請願は賛成1人、反対5人で不採択だった。
 採決前の討論で、再稼働反対派の委員は「避難計画は他の委員も課題があると指摘した。課題が解消されない限り再稼働すべきでない」と主張。賛成派の委員は「(2号機は)厳しい新規制基準で慎重に審査された」などと述べた。
 奥山浩幸委員長は採決終了後、「国や県に説明を求めて不安に思うことを確認し(議論を)積み上げてきた」と説明。国や県に避難道路の整備などを要望する意見書を提出する考えを示した。
 市議会には今年5月、再稼働に賛成の陳情と反対する請願の計2件が提出され、総務企画委と総合防災対策特別委員会による連合審査会(12人)が7月に審議を開始。内閣府など国の担当者に説明を求め、8月には女川原発を視察した。
 女川2号機は2月、原子力規制委員会の審査に合格。東北電は安全対策工事を終える2022年度以降の再稼働を目指している。


2020年09月18日金曜日


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