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震災の教訓、遺構に学ぶ 宮城・山元「中浜小」プレオープン

津波の爪跡が残る1階の旧家庭科室を見学する来館者ら

 宮城県山元町の東日本大震災の遺構「中浜小」が19日、プレオープンし、町民らを対象に校舎内部が無料で公開された。20日も行われる。一般公開は26日から。
 震災時に中浜地区に住んでいた元住民ら約260人が訪れ、津波の爪跡が残る教室やホールを見学した。施設管理と案内係として町に採用された5人と、町内のボランティアガイド「やまもと語りべの会」の会員が被災の状況を説明した。
 中浜地区の自宅が津波で流失し、同県亘理町に移った会社員横山純子さん(56)は「子ども2人が中浜小を卒業し、私もバレーボール愛好会で体育館をよく利用していた。内部を見て被害の大きさを改めて実感できた」と話した。
 校舎が建設された翌年の1990年から3年間校長を務めた名取市の神長敬治さん(84)は「特徴的な外観でオープンスペースも多く、赴任時はすごい校舎だと驚いた。大切な命を守るための教訓を遺構から学んでほしい」と語った。


2020年09月20日日曜日


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