宮城のニュース

マスク、無言、手拍子… 応援団も「新しい様式」 仙台六大学野球秋季開幕

マスク姿で選手に無言の声援を送る東北大の応援団員

 仙台六大学野球秋季リーグが19日、仙台市青葉区の東北福祉大球場で開幕した。今年は創設50周年の節目だが、新型コロナウイルスの影響で春季リーグは中止に。秋も期間を短縮して開催される。試合の華、応援団もマスク姿を強いられ、声援を送ることができない。新たな応援様式を模索しながらのリーグ戦が続く。
 球場はマスク着用や消毒を徹底した上で観客を入れる。声援や鳴り物は禁止。ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)確保のため座席は間隔が空けられた。静まり返ったスタンドで観衆が見詰める中、淡々と試合が進んだ。
 東北大は例年、30人前後の応援団を編成しているが、19日は密集を避けるため14人にとどめた。ブラスバンドは不在で、学生服姿の団員とチアリーダーが無言で腕を振り続けた。どの手拍子を送るかを知らせる動作は野球のサインプレーさながら。何とか息を合わせて選手を鼓舞しようと苦慮する様子がうかがえた。
 「Aクラス入りがわれわれの悲願。本当は大声援で後押ししたい」。小林昌樹団長は苦悩の表情を浮かべる。応援団としての活動も1月のスキー競技以来実に8カ月ぶり。コロナで活躍の場を奪われてきただけになおさらだ。
 大会前は2週間にわたり幹部がオンラインでミーティングを重ねた。今後は無言応援のパターンを増やすほか、タオルを使った応援が可能か運営側に提案する考えだ。小林団長は「10月17日の最終週には、コロナ下の応援の新基準を見いだしたい」と前を向く。


関連ページ: 宮城 社会 新型コロナ

2020年09月20日日曜日


先頭に戻る