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津軽金山焼が地下式の須恵器窯と炎が見える窯を新築 青森・五所川原 「幻想的な光景見に来て」

新築中の地下式「須恵器窯」

 青森県五所川原市金山の窯業「津軽金山焼」が、古墳時代に大陸から伝わった「須恵器窯」と、陶器が焼ける様子を観察できる「炎が見える窯」を新築している。作業は8日に始まり、来月下旬には初窯展を開催する。
 同社は1985年の開業以来、延べ五つの須恵器窯を造ってきたが、新築する窯は従来とは異なる地下式。密閉度が高まり、1300度まで上がる窯内の温度が下がりにくくなることで、より黒みがかった陶器が出来上がるという。
 須恵器は素焼き土器で、津軽地方では10世紀ごろ盛んに生産された。同市には日本最北の窯跡群が残る。
 「炎が見える窯」には側面に縦15センチ、横25センチほどの耐熱ガラス窓を取り付ける。粘土が陶器へと変化する過程や、炎の色が変わる様子を見ることができる。
 窯場は一般客に開放し、窯たき体験なども実施する予定。窯元の松宮亮二さん(73)は「須恵器窯で作る金山焼とともに、窯の中の幻想的な光景も楽しみに足を運んでほしい」と話す。


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2020年09月23日水曜日


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