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南三陸町、災害対応ガイドブック製作 3カ国語で旅の安全指導

宿泊施設の客室に設置されるガイドブック

 宮城県南三陸町は町を訪れる国内外からの観光客向けのガイドブックを作り、災害時の行動指針などを示した。日本語、英語、中国語繁体字に対応。宿泊施設を中心に配布し、観光客の安全や安心に役立ててもらう。
 「楽しむために知っておきたいこと 南三陸町 観光安全・安心ガイドブック」と題し、地震が発生した後の行動や台風・豪雨への備え、津波など各種警報の内容を掲載した。東日本大震災の町内の津波浸水域や土砂災害警戒区域を示した地図、町内の指定避難場所の情報も盛り込んでいる。
 A5判で3カ国語分がひとつづりになっており、一つの言葉につき29ページ。1600部作り、町内のホテルや民宿をはじめ、観光施設や民泊の受け入れ家庭にも配布する。宿泊研修施設「南三陸まなびの里いりやど」を運営する南三陸研修センターの阿部忠義事務局長は「土地勘のない旅行客や外国人に説明がしやすくなる」と歓迎する。
 町内では震災後、南三陸さんさん商店街が集客の核として定着している。三陸沿岸道が延びた効果もあり、2018年には観光客が過去最多の約144万4000人に達した。震災支援を機につながりを深める台湾からの教育旅行も増えている。
 町商工観光課の宮川舞課長補佐は「災害といえば地震や津波が意識されるが、海がある町なのでマリンレジャーの注意点も入れた。ガイドブックを観光客の危機管理に活用してもらいたい」と話した。


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2020年09月24日木曜日


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