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津波で閉校した3小学校の思い出展示 26日から仙台・メモリアル交流館

校名や校歌を刻んだ板、津波が到達した時刻で止まった時計などを準備する職員
校名板や津波到達時刻で止まったままの時計などを展示する

 東日本大震災で被災し、閉校を余儀なくされた仙台市宮城野区の中野、若林区の荒浜、東六郷の3小学校の在りし日を振り返る企画展「うみべの小学校」が26日、若林区のせんだい3.11メモリアル交流館で開幕する。来年1月31日まで。
 2階展示室の会場を教室に見立て、校名や校歌を刻んだ板、津波が到達した時刻で止まった時計、一時流失した太鼓などを展示。中野、東六郷両小の閉校時の校長、震災遺構となった荒浜小のガイドへのインタビューもパネルで紹介する。
 10〜80代の卒業生が語る「学校の思い出」のパネルには「運動会はとにかく楽しかった」「理科の時間は外で探検した」「学校に助けてもらった」と思い出や感謝などの言葉が連なる。
 市在住の詩人武田こうじさんが小学校をテーマに作った詩を飾るほか、黒板に小学校の思い出を書き込めるコーナーも用意し、来場者に自身の記憶と重ね合わせてもらう工夫を凝らす。
 3小学校は、いずれも1873(明治6)年に地区の寺で開校。震災後、学区内が災害危険区域に指定され、中野、荒浜両小は2016年3月末、東六郷小は17年3月末に閉校した。
 交流館職員の三條望さん(34)は「展示を通して地域の人には懐かしんでもらい、外部の人には地域を結び付けた小学校があったことを知ってほしい」と話す。
 午前10時〜午後5時。入場無料。月曜と年末年始などは休館する。企画展に関連し、11月14日と12月5日に荒浜小を巡るツアーを開催する。事前申込制。
 連絡先は交流館022(390)9022。


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2020年09月24日木曜日


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