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鎮魂と平和願う「悲願花」9万本間もなく見頃 福島・信夫山

戦没者の慰霊と平和への祈りを込めて育てられたヒガンバナ

 福島県遺族会(会員約6600人)などが、福島市のシンボルの信夫山に10万本を目標に植栽を続けるヒガンバナが間もなく見頃を迎える。戦没者の鎮魂と平和の尊さを後世に伝えようと2008年に始めた取り組みで、終戦75年の今年は9万本以上が開花する。
 信夫山の麓にある県遺族会館の庭一面に、県出身の戦没者とほぼ同数の約6万6000本が咲く。08年当時の会員約2万人が県内各地で育てた球根を持ち寄って徐々に本数を増やし、12年10月にいったん目標を達成した。
 15年には、庭と合わせて信夫山全体に計10万本を咲かせる計画に着手。福島商工会議所女性会のメンバーも加わって信夫山公園入り口の鳥居から県護国神社までの市道約110メートル間に植栽を続け、22年までに10万本を超える見通しだ。
 県遺族会の佐藤洋孝事務局長(79)は「二度と戦争を起こしてはならないという悲しい願いを伝える『悲願花』として県民に広く親しまれるといい」と話す。


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2020年09月24日木曜日


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