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石巻市議会、女川原発2号機の再稼働容認 市長も同意へ

女川原発2号機の再稼働を求める陳情を採択した石巻市議会=24日午後2時25分ごろ

 東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働を巡り、石巻市議会は9月定例会最終日の24日、地元商工団体から出された早期再稼働を求める陳情を賛成多数で採択した。亀山紘石巻市長は本会議終了後、再稼働に同意する意思を固めたことを明らかにした。
 再稼働への「同意」は女川町議会が既に表明しており、原発立地自治体の議会が立て続けに容認姿勢を打ち出した。市議会の結論は、23日開会した県議会の論戦や最終的に可否を決める村井嘉浩知事の判断に影響を及ぼすとみられる。
 亀山市長は取材に「議会の意思を尊重したい。決断はまだだが(同意の)方向性は決まった」と話した。村井知事は「重みのある決定だ。県内市町村長と県議会の意見を聴き、総合的に判断する」とのコメントを出した。
 24日の市議会本会議には再稼働を求める陳情と反対の請願の計2件が上程された。市議会初の連合審査会を設けて審議した総務企画委員会の奥山浩幸委員長が、17日に陳情を採択した経過を報告した。
 議長と棄権1人、出席停止中の1人を除く27人で起立採決し、賛成陳情には23人が賛成、4人が反対した。反対請願は賛成4人、反対23人で不採択となった。
 採決前の討論で、早期の再稼働を支持する議員は「国の厳しい新規制基準に適合した。現地視察で基準以上の安全対策も確認した」と主張。反対派議員は「危険な原発の再稼働を無批判に推進することに違和感を覚える」と訴えた。
 陳情採択を受け、市議会は村井知事と亀山市長宛ての再稼働を望む意見書と、避難道路整備などを国や県に求める意見書をそれぞれ全会一致で可決した。
 再稼働に関しては、女川町議会が7日に賛成の陳情4件を賛成多数で採択し、反対請願2件を賛成少数で不採択としている。
 女川2号機は今年2月、原子力規制委員会の審査に合格。東北電は安全対策工事を終える2022年度以降の再稼働を目指している。


2020年09月25日金曜日


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