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呉服・家具・布団、古物の悩みワンストップで解決 山形の老舗3店がタッグ 再生や処分、他店取り次ぎも

開始した新サービスをアピールする3店の代表

 山形市と、隣接する山形県山辺町の老舗呉服店、家具店、布団店の3店舗がタッグを組み、古くなった着物やたんす、布団の再生・処分の依頼にワンストップで応じるサービスを始めた。引っ越しや建て替え、遺産相続などで生じる悩み事を一度に解決し、客層を広げる狙い。各店は「和文化の価値を伝えながらニーズを掘り起こしたい」と意気込む。
 連携するのは、呉服店「布施弥七京染店」、家具店「ヤマヒョウ」(山形市)、布団店「石沢布団店」(山辺町)。これまでは、着物の仕立て直しや和だんすの修繕、布団の整理などの依頼に個別に応えてきた。しかし、例えば家具店がたんすに収納している着物の相談を受けるなど、1店だけでは対応し切れないケースもあった。
 各店の経営相談を受けている山形市売上増進支援センター「Y−biz(ワイビズ)」が橋渡し役を務め、古い物の利活用の幅を広げる共通の窓口づくりを助言。いずれかの店を利用した客に対しては無料で相談に応じ、内容を踏まえて他の店にも取り次ぐ仕組みを導入した。
 1647年創業の布施弥七京染店をはじめ、地域で長く親しまれてきた3店。ワイビズの尾上雄亮プロジェクトマネージャー(44)は「老舗の多い山形ならではの取り組み。培われた技術が相乗効果を生むだろう」と期待する。
 着物の仕立て直しは要相談、たんすの原寸再生は18万円から、布団の仕立て直しは8500円から請け負っている。連絡先は布施弥七京染店023(622)6317。


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2020年09月25日金曜日


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