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仙台市新交通プラン素案まとまる 乗り合いタクシー、連節バスも

 仙台市は新たな「せんだい都市交通プラン」(2021〜30年度)の素案をまとめた。15年12月の地下鉄東西線開業で十字型の軌道系交通軸が完成し、ハード整備が中心の政策を転換。「質の高い公共交通」を軸とした交通体系の構築を進める。路線バス維持が困難なエリアは、地域交通の導入に向けた検討を始める。
 素案によると、新プランは基本方針に(1)公共交通を中心とした都市交通の充実(2)にぎわい創出に向けた都心交通環境の再構築(3)多様な都市活動を支える交通施策の推進−を据える。
 路線バスの利用者が少なく採算性が悪いエリアでは住民、交通事業者、行政による意見交換会を積み重ね、乗り合いタクシーなど地域交通への転換を進める。
 都心部に直行するバス路線のうち、利用者の多いエリアは「バス幹線区間」に指定。利便性を高めるため、バスが接近すると青信号に変わるPTPS(公共車両優先システム)、複数の車体がつながった連節バスの導入などに取り組む。
 都市計画道路の北四番丁大衡線、国道286号、県道仙台泉線、県道井土長町線で区間の設定を見込む。
 郊外部は、住宅地と最寄り駅をつなぐ「フィーダーバス」を充実させ、鉄道との乗り継ぎ改善も検討する。交通手段の予約から決済までを一括して行える「MaaS」と連携した1日乗車券を発売するなど、新たな運賃施策も展開する。
 都心部は、JR仙台駅西口の青葉通(青葉区)を広場化するなど魅力的な歩行者空間を創出する。自転車や路線バスを使った移動環境も整備し、にぎわいづくりと回遊性の向上を図る。
 市は11月中旬に中間案を取りまとめ、11月24日〜12月25日に意見公募(パブリックコメント)を実施。12月8日には市民イベントも開催する。寄せられた意見を反映し、来年3月末に新プランを策定する。


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2020年09月26日土曜日


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