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3病院連携・統合 宮城県南4市町が知事に誘致要望

会見で病院誘致の必要性を訴える山田市長(中央)ら

 宮城県立がんセンター(名取市)と東北労災病院(仙台市青葉区)、仙台赤十字病院(太白区)の連携・統合に向けた協議を巡り、名取、岩沼、亘理、山元の4市町は25日、想定される統合後の新病院について、名取市をはじめとする4市町の地域内に立地するよう求める連名の要望書を村井嘉浩知事に提出した。

 4市町の首長と議長計8人が県庁で村井知事と非公開で会談した。出席者によると、村井知事は「連携の枠組みや在り方、場所などはまだ決まっていない。要望書を受け取り、協議していきたい」と応じたという。
 要望書提出後、仙台市内のホテルで、山田司郎名取市長ら6人が記者会見し、山田市長は県立がんセンターについて「県南地域の医療拠点として欠かせない」と強調。その上で「仮に仙台市より北に移転した場合、(がん治療拠点の)地域偏在がひどくなる」と訴えた。
 新病院の建設予定地については「具体的に検討を進めている地域がある。名取市が責任を持って用意する」と説明。公共交通によるアクセス確保などに「全面的に協力する」と支援を表明した。
 菊地啓夫岩沼市長は「県立がんセンターは地域医療のセーフティーネット。そばで治療を受けられるのがベストだ」と主張。山田周伸亘理町長は「(4市町に)がん治療を中心とした病院がなくなるのは大変厳しい」と懸念を示した。
 仙台空港の運用時間を延長し、24時間化を目指す県が名取、岩沼両市と地域振興策の協議に入る中、病院誘致との関連性を問われた山田市長は「議論すべきときではない」と述べるにとどめた。
 斎藤俊夫山元町長は公務のため会見に出なかった。
 3病院の連携、統合を巡っては、富谷市も誘致に名乗りを上げている。


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2020年09月26日土曜日


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