宮城のニュース

コロナ患者受け入れ、対応と課題を検証 仙台赤十字病院で訓練

防護具を着用し、コロナ感染者への対応を訓練する医師ら

 仙台赤十字病院(仙台市太白区)は26日、新型コロナウイルス患者の受け入れ拡大に備えた訓練に取り組んだ。感染激増で「みやぎアラート」がレベル4に引き上げられ、感染の疑いがある人が直接来院する事態も想定。職員約60人が外来の受け付けから入院まで一連の手順を確かめ、必要な対応と課題を検証した。
 駐車場に臨時診療用のテントを設け、来院者のうち発熱している人を誘導。防護具を着用した医師や看護師が問診後、PCR検査を実施した。認知症があったり、同居家族の感染が疑われたりするケースが設定され、対処を迫られた。
 入院が決まった患者は、一般の患者と動線が交わらないよう注意しながら、ウイルスを外部に漏らさないよう気圧を低く保つ「陰圧式」の病室に入れた。
 保育所に子どもを預けている複数の看護師が出勤できなくなった場合のカバー体制や、コロナ優先で縮小する通常業務の内容も確認。医師や看護師らでつくる院内感染対策チームの負担が重いことや、現場と本部の情報共有の在り方などが今後の改善点に挙がった。
 外来の訓練に立ち会った鈴木由美看護師長は「職員は他の患者も自分も守らなければならない。テントは汚染区域でもあり、打ち合わせや防護具着脱のためのスペースを用意するべきだ」と指摘した。
 舟山裕士院長は「病院は患者受け入れの使命を果たすと同時に、院内感染を防ぎつつ救急や外来の機能を維持することを迫られる。訓練の反省を生かし、体制を整えていく」と話した。


関連ページ: 宮城 社会 新型コロナ

2020年09月27日日曜日


先頭に戻る