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福島・会津若松に「寺子屋」 民間主導、小中生向けプログラミング教室開設

技術者の指導を受けてゲームのプログラミングに取り組む小学生

 福島県会津若松市に進出した情報通信技術(ICT)関連企業と地元の民間団体が連携し、小中学生を対象にプログラミングを教える「寺子屋Hana」が26日、市内に開設された。本年度から小学校でプログラミング教育が必修となる中、民間主導で地域の教育拠点を設けるのは珍しいという。
 開設に参加したのは、いずれも市内に拠点を置くソフトウエア企業のSAPジャパン、フリースクール運営のNPO法人寺子屋方丈舎、プログラミング教育団体の「Coder Dojo Aizu」(CDA)、地域活性化に取り組む会津価値創造フォーラム。
 市内のICTビルAiCT(アイクト)に入居したSAP社が呼び掛け、寺子屋方丈舎が同市大町1丁目の教室を開放。CDAが講師を派遣し、フォーラムがコーディネートした。
 プログラミング専用パソコンをはじめ3Dプリンターなどの機材や運営費は企業の寄付で賄い、受講は無料とした。
 SAP社は福井県鯖江市で2015年から同様の民間活動に協力。同社イノベーションフィールド福島の吉元宣裕所長は「鯖江でのノウハウがある。地域活性化が狙いで、ICTだけでなく趣味を教え合うなど地元の人の自立的な活動に発展させたい」と話す。
 連携について寺子屋方丈舎の江川和弥理事長は「不登校の子も一緒に学ぶことでフリースクールへの理解が広がる」と説明。フォーラムの藤井靖史会津大准教授は「スマートシティーを掲げる会津若松には資源はあるが、つながりが弱かった。連携すればプログラミング教育の地産地消が可能だ」と指摘する。
 講座は毎月1回、土曜午後の2時間。毎週金、土曜に自主的に学ぶ時間も設ける。定員は各10人で参加者を毎回募集する。連絡先は寺子屋方丈舎0242(93)7950。


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2020年09月27日日曜日


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