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宮城県美術館移転構想 宮城野区住民が県に推進要請

宮城県美術館の移転構想実現を要望する及川会長(左から3人目)ら

 仙台市青葉区の宮城県美術館と東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区に移転、集約する構想に賛成する宮城野区の住民団体が28日、「移転は地域をはじめ市全体のまちづくりに寄与する」として現方針を推進するよう県に要請した。県によると、構想の実現を求める要望を受けるのは初めて。要請したのは、榴岡地区町内会連合会と宮城野地区町内会連合会、仙台駅東まちづくり協議会の3団体。関係者5人が県庁を訪ね、佐野好昭副知事に要望書を提出した。
 榴岡地区町内会連合会の及川勇会長は、JR仙台駅を中心としたにぎわい創出に触れ「(移転は)可能性を秘めている」と訴えた。
 佐野副知事は「要望をしっかりと受け止める。県民ニーズに応えられるよう努めたい」と述べた。
 終了後、及川会長は「現美術館には400回近く訪れており、愛着はある」とした上で、移転が地域の活性化や文化振興に好影響を及ぼすと重ねて強調。建築物としての価値から移転に反対する声に対しては「いろんな考えがあるのは自然。議論が深まるのは大事なことだ」と語った。
 移転構想は2019年11月、県有施設の再編案を議論する有識者懇話会で公表された。美術関係者や市民団体から現地存続を求める声が相次ぎ、県は年内をめどに移転、現地改修の両案の特性を比べた上で判断する方針。


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2020年09月29日火曜日


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