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感染の仙台市職員、発症後の出勤相次ぐ 市民と接触も 市は症状の報告徹底へ

仙台市役所

 新型コロナウイルス感染が確認された仙台市職員が、発熱などの症状が現れた後も出勤していたケースが2件相次いで発覚した。感染を疑わせる症状があれば、速やかに報告することも求められているが、感染した職員の対応は後手に回った。市は2件の事例を踏まえ「感染を広げない自覚」を全職員に強く促す。
 市によると、泉区南光台証明発行センターの60代女性職員は、27日に陽性が判明した。4連休中の20日に38度台の発熱があったが、連休後の23〜25日に出勤した。24日にはせきの症状も見られたものの、上司への報告はなかったという。
 発熱が21日以降も続いていたかどうかなど、本人の自覚症状は現時点で不明。出勤の理由や報告しなかった事情も分かっていない。センターには住民票の発行などで市民が訪れるが、窓口には飛沫(ひまつ)防止フィルムがあり、感染の恐れはない。
 若林区まちづくり推進課の50代男性職員は28日に感染が分かった。18日の退庁後に発熱し、同日夜に38.9度に悪化したが、19日は平熱に戻った。連休中に体調が回復したため、23〜25日は出勤した。上司への発熱の報告もしなかった。
 27日に60代女性職員の濃厚接触者と判明し、初めて症状があったと明かした。出勤した3日間には会議に参加し、市民と接触した。佐藤光広区民部長は「速やかな報告がなかったことは残念」と不適切と認めた。
 市は5月以降、高熱や倦怠(けんたい)感、息苦しさなど感染が疑われる症状が現れた場合は、義務ではないものの、速やかに報告するよう職員に求める。症状が改善するまでは出勤を控え、自宅療養するよう促している。
 市人事課の鈴木慎太郎課長は「『感染を広げない』という自覚を持ってもらうよう改めて職員に周知したい」と話し、症状があった場合の報告の徹底を近く文書で通知するとしている。


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2020年09月30日水曜日


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