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放射光整備に66億円、文科省概算要求 ILC関連は4億円超

次世代型放射光施設基本建屋の完成予想図(光科学イノベーションセンター提供)

 文部科学省は29日まとめた2021年度予算の概算要求で、東北大青葉山キャンパス(仙台市)に整備中の次世代型放射光施設の事業費として66億1200万円を要求した。23年度の稼働に向け、補正分を含む前年度予算の計55億3000万円と比べ、約11億円増額した。
 内訳は加速器本体のパーツ製作など施設整備費に60億9200万円、人件費などの業務実施費に5億2100万円。国側の運営主体となる量子科学技術研究開発機構(千葉市)への補助金となる。
 施設は機構と、産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)などの地域パートナーが共同で建設する。文科省によると、整備総額は概算で約380億円。国が約200億円、地域パートナーが約180億円を負担する。
 岩手、宮城両県にまたがる北上山地を候補地とする超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」計画の関連では、前年度予算と同額の4億8000万円を計上した。
 このうち加速器の低コスト化を目指す米国、ドイツ、フランスとの共同研究に3億2000万円、誘致を推進する高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)の運営費に1億6000万円を充てる。


2020年09月30日水曜日


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