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「雪っこ」愛され50年大船渡酔仙酒造が新酒出荷

発売から50周年の記念マークが印字された今季の「活性原酒 雪っこ」
今季の新酒「雪っこ」をトラックに積み込む従業員

 「日本酒の日」の1日、酔仙酒造(陸前高田市)の人気商品「活性原酒 雪っこ」の新酒出荷式が大船渡市の同社大船渡蔵であった。1970年の発売から半世紀を迎え、商品には「ほんのり愛され50年」との記念マークを印字した。
 雪っこは酵母が生きたままの白く濁った生原酒で、とろりとした口当たりが特徴。岩手県産米のみを使用し、今季は13万リットルを醸造した。県内への出荷を皮切りに、今月中旬以降には全国に届くという。
 陸前高田市にあった同社の酒蔵や事務所は東日本大震災の津波で全壊。2011年は一関市の酒蔵を借りて「雪っこ」を醸造した。12年8月に大船渡市に新たな酒蔵が完成し、生産拠点を気仙地域に戻した。
 出荷に先立ち、新酒の完成を伝える新しい杉玉を蔵の前に掲げた。金野連(つらね)社長(60)は「地元や県内外からの応援があり再起できた。50年続いたのは飲んでもらっているお客さんのおかげだ。まだ過程の段階で、次の世代に引き継いでいく」と話した。


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2020年10月01日木曜日


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