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仙台港でサブヤード利用開始 市、貨物量増加の混雑解消図る

サブヤードとして運用が始まった蒲生北部地区の荷台置き場=1日、仙台市宮城野区

 仙台市は1日、東日本大震災で被災した宮城野区の蒲生北部地区で、トラックの荷台置き場の運用を始めた。宮城県が管理する近くの仙台港高砂コンテナターミナルの「サブヤード」として使う。ターミナル内は急増するコンテナ貨物で飽和状態のため、サブヤード活用で混雑解消を図る。

 先行整備した6400平方メートル(55区画)の運用を開始した。運送会社などへの貸付期間は原則1年。仙台港コンテナ利用促進協議会の会員企業9社が市と個別に契約を結び、利用する。
 来年4月には1万7100平方メートル(164区画)が追加整備され、約4倍の計2万3500平方メートル(219区画)を貸し付ける。協議会の会員企業を優先するが、非会員も利用できる。
 県や市によると、ターミナル内にも荷台置き場として、1万5295平方メートルのスペースがあるものの、震災後に取扱貨物量が増えた影響で、現状は空コンテナ置き場となっており、本来の機能を果たせていない。
 周辺の道路も貨物を運び込むトラックなどの出入りが増加し、混雑が深刻となっている。市はサブヤードの運用によりターミナルの受け入れ能力を高め、円滑な貨物運搬に役立てる。
 利用する運送会社の担当者は「ターミナル近くに荷台置き場があると貨物運搬の効率が上がり、短時間で作業できる」とサブヤードの開設を歓迎している。
 市は防災集団移転跡地となった蒲生北部地区への企業誘致を進めており、運送会社や倉庫などの立地が進む。サブヤードの隣には4万平方メートルの敷地が残っており、市は空コンテナ置き場としての利用も検討する。


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2020年10月02日金曜日


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