宮城のニュース

宮城県議会のコロナ対策過剰? 傍聴席わずか18席に限定 女川再稼働反対派「締め出しだ」

傍聴席に入れず、県議会棟の1階ラウンジでテレビ中継を見守る県民
「満員」となった県議会の傍聴席=1日午後1時10分ごろ

 東北電力女川原発2号機の再稼働を巡る議論が県議会9月定例会で本格化した1日、県議と村井嘉浩知事のやりとりを傍聴しようと県議会棟を訪れた県民の多くが傍聴席に座れない事態が起きた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、利用できる席が178席中わずか18席に限られたのが原因。傍聴者からは「対策が過剰だ」と不満の声が漏れた。
 入場が規制されたのは、野党会派2人が登壇した1日午後。再稼働に反対する住民らが訪れ、傍聴席は「満員」に。最大で約20人が議場に入れず、傍聴席の入り口近くや1階ラウンジに設けられた大型テレビで質疑応答を見守った。
 入場できなかった再稼働反対団体の幹部(62)は「18席は少なすぎる。コロナ対策と言いながら反対する住民を議場から締め出そうとしているのでは」と憤った。
 議会事務局によると、入場制限は6月定例会も実施。原則、前後左右で約2メートル離れる配置にした。担当者は「傍聴席でのクラスター(感染者集団)発生を危惧した措置」と説明する。
 政府によるイベントなどの入場制限は9月中旬に緩和され、小規模で大声を出さない場合は収容率100%も可能となった。県議会の傍聴席は収容率10.1%で、同じ2メートル間隔を維持する仙台市議会(23.4%)よりも10ポイント以上低い。
 利府町の無職男性(67)は「議員の賛否が分かる最終日の採決はぜひとも傍聴したい。せめて半分ぐらいは座れるようにしてほしい」と訴えた。


2020年10月02日金曜日


先頭に戻る