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環境保全米を学校給食に 宮城県農協グループなど提供 「農業や地域に理解を」

 宮城県や県農協グループなどで構成する「県米飯学校給食普及拡大推進委員会」は1日、県内31市町村の小中学校の給食で使うコメを環境保全米に順次切り替えると発表した。化学肥料や農薬を減らして育てたコメの提供を通じ、子どもたちに食を支える農業や地域への理解を深めてもらう。
 コメの地産地消を推進する「みやぎ米飯学校給食支援方式」に加盟する全31市町村の約550校が対象。現在は慣行栽培の県産「ひとめぼれ」(1等米)が提供されているが、新米が出回る11月以降、前年産の在庫を消費した各地域から環境保全米に切り替える。
 31市町村のうち登米市と松島町、蔵王町では既に環境保全米を使用。作付けがなく、周辺地域からの提供も難しい地区では従来通り、慣行栽培のひとめぼれを提供する。
 県内の環境保全米の作付面積は2012年、2万6855ヘクタールと主食用の40.8%に達したが、生産者の高齢化などにより19年には1万8959ヘクタール(29.3%)に減少した。
 県農協中央会の高橋正会長は「子どもたちに宮城米の魅力、農業や農村の大切さを知ってもらいたい。給食での提供を機に、農家の生産意欲の向上につなげたい」と話した。
 31市町以外の4市町の一部でも、学校給食で環境保全米を採用している。


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2020年10月02日金曜日


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