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福島・双葉に産業センター開館 原発事故後初の本格公共施設

開館した産業交流センター

 東京電力福島第1原発事故の影響で住民避難が続く福島県双葉町に1日、産業交流センターが開館した。3月に避難指示が解除された中野地区に整備した。原発事故後、町が町内に新設した初の本格的な公共施設となる。
 開所式があり、センターに入居する企業関係者ら約30人が出席した。伊沢史朗町長は「センターを中心に新しい価値を生み出し、町の未来を一緒に作り上げたい」と述べた。
 センターは鉄骨4階、延べ床面積約5800平方メートル。事業費約35億円。2〜4階の貸事務所に東電福島復興本社や建設会社など10社が入居し、約130人が働く。1階には貸会議室のほかフードコートを設け、地元グルメを提供する。
 町は中野地区を産業復興拠点に位置付け、中核施設としてセンターを整備した。隣接する県の東日本大震災・原子力災害伝承館と連動した運営を展開し、にぎわいや新しい産業の創出を目指す。
 町は今月中旬、JR双葉駅とセンターを結ぶシャトルバスの運行を開始する方針。寄贈された自転車を活用したシェアサイクル(無料)の運用も9月20日に始めた。


2020年10月02日金曜日


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