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女川再稼働 宮城県、避難路複線化の方針 台風など複合災害に対応

宮城県庁

 宮城県議会9月定例会は2日一般質問に入り、東北電力女川原発2号機(女川町、石巻市)の再稼働を巡る議論を続行した。村井嘉浩知事は、重大事故時の広域避難計画の実効性向上を念頭に「災害に強い道路の整備を進める」と言及。台風などが重なる複合災害に備え、避難道路の複線化を目指す方針を表明した。
 横山昇氏(公明党県議団)の質問に答えた。横山氏は、女川原発が立地する牡鹿半島では東日本大震災の津波で道路の浸水が相次いだと指摘。「代替路が必要だ」と訴えた。
 村井知事は、女川町から西進する国道398号、半島部を南北に走る県道を重視する考えを提示。原発事故時の孤立解消に向け「地域の道路ネットワークの完了を目指す」と強調した。
 横山隆光氏(自民党・県民会議)は、原発を含め多様なエネルギーを組み合わせて電力を安定供給する重要性を主張した上で、2号機の安全性を尋ねた。村井知事は「厳しい新規制基準に東北電がしっかりと応えた。安全性は確実に高まっている」と評価した。
 三浦一敏氏(共産党県議団)は、原発30キロ圏内から避難先まで3〜5日かかるとした県の試算が現実となった場合の食料や水の調達方法をただした。鈴木秀人環境生活部長は「家庭や職場の備蓄などを使用してもらう」と述べるにとどまった。


2020年10月03日土曜日


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