宮城のニュース

宮城県美術館「新たな現地改修案を」 リニューアル方針会議有志が要望書

要望書を提出した有川前館長(中央)ら構成員有志

 仙台市青葉区の宮城県美術館を宮城野区に移転する県の構想を巡り、美術館リニューアル基本方針を策定した会議の構成員有志が、方針を新築移転と比較するのは不適切だとして、新たな現地改修案を作成するよう求める要望書を2日、県に提出した。
 有志は構成員9人のうち5人。要望書では、増築改修するとした方針は別案と競うことを想定しておらず、移転新築案とは策定の条件や目的が異なると指摘。他施設と連携することで増築しない安価な現地改修案を作成し、その上で比較するよう求めている。
 移転新築案、新現地改修案の比較検討結果を発表する場合には、県民に事前公開することも条件として挙げ、23日までに回答するよう要求した。
 要望書を提出した有川幾夫前美術館長は「新たに策定された移転新築案と、リニューアル基本方針を比較するのは土俵が違う。比較するのは控えてほしい」と訴えた。
 県震災復興・企画部の佐藤達哉部長は「増築や規模を維持した改修など、いろいろな可能性がある。選択肢を増やして検討したい」と話した。
 リニューアル基本方針は会議の結果を受け、2018年3月、県教委が策定。県美術館を県民会館(青葉区)とともに移転、集約する案は、県有施設の再編構想を議論する県の有識者懇話会が、19年11月に公表した。


関連ページ: 宮城 社会

2020年10月03日土曜日


先頭に戻る