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山形・丸八やたら漬 建物群、全て取り壊しへ

取り壊されることになった丸八やたら漬の店舗兼主屋

 5月末に135年の歴史を閉じた山形市の漬物店「丸八やたら漬(づけ)」の国有形文化財の店舗兼主屋や蔵など建物群が、全て取り壊されることになった。土地は東京のマンション業者に売却され、9月末に引き渡された。
 建物の一部保存を探る市民有志らが関係者と協議したが、資金面などから断念せざるを得なかったという。
 切り妻造りの店舗兼主屋と蔵は大正期の建築。蔵を改装した郷土料理店「香味庵(こうみあん)」が観光客の人気を集め、映画祭や街歩きの拠点にもなった。奥にある明治中期に建てられた畳の蔵座敷は宴会場として親しまれた。
 社長を務めた新関芳則さん(67)は「多くの人に愛された貴重な建物だけに名残惜しい。応援してくれた皆さんに、感謝とおわびを伝えたい」と話している。


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2020年10月03日土曜日


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