宮城のニュース

震災語り部に同行、英訳技術磨く 宮城・南三陸で研修会

語り部(左)に同行し、通訳の技術を高めた参加者

 東日本大震災の語り部のガイドを通訳する技術を高める研修が4日、宮城県南三陸町志津川の民間震災遺構「高野会館」であった。一般財団法人3.11伝承ロード推進機構(仙台市)などが主催し、東北在住の通訳ガイドや通訳案内士11人が参加した。
 高野会館は高さ15メートル以上の津波に襲われたが、屋上に避難した327人が助かった。所有する阿部長商店(気仙沼市)が震災遺構として保存し、南三陸ホテル観洋(南三陸町)が運行する「語り部バス」のコースになっている。
 参加者は津波の爪痕が残る高野会館の内部を回り、ホテル観洋の従業員がガイドする内容を英訳する体験をした。仙台市青葉区の通訳案内士若松俊介さん(37)は「語り部に同行して通訳を練習する機会はなかった。実践的な内容で有意義だった」と話した。
 3.11伝承ロード推進機構の原田吉信事務局長は「被災地で語り部のガイドを求める外国人旅行者のため、通訳の基盤づくりは重要になる」と語った。


2020年10月05日月曜日


先頭に戻る