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最後のゆるキャラGP「たかたのゆめちゃん」1位 陸前高田市、東北勢初

表彰式後に記念撮影に応じる「たかたのゆめちゃん」=4日、滝沢市

 投票でご当地や企業のキャラクター日本一を決める「ゆるキャラグランプリ」の結果発表が4日、滝沢市の岩手産業文化センター「アピオ」であり、ご当地部門で陸前高田市の「たかたのゆめちゃん」が1位に輝いた。グランプリは今年が最後。東北勢が優勝したのは初めて。
 グランプリは2011年に始まり、10回目の今年は「ご当地」と「企業」の2部門に691組がエントリーした。ゆめちゃんは28万17票を獲得し、2位に大阪府泉佐野市の「ゆるナキン」、3位に埼玉県鶴ケ島市の「つるゴン」が続いた。東北勢では宮城県大河原町観光物産協会の「さくらっきー」が13位、寒河江市観光物産協会の「チェリン」が19位となった。
 ゆめちゃんの過去最高順位は49位で、6年ぶりの参加で躍進した。戸羽太陸前高田市長は「皆さんに感謝したい。交流人口の拡大のための観光大使として、さらに頑張ってほしい」と喜んだ。
 ゆめちゃんを応援しようと全国からファンが集まった。千葉県野田市から夫婦で駆け付けた会社員寺島健生さん(35)は「接戦でドキドキしたが、優勝してうれしい。かわいさが評価されたと思う」と話した。
 寺島さん夫婦は約2年前にゆめちゃんに一目ぼれした。昨年、初めて陸前高田を訪れて東日本大震災について知るようになった。妻の会社員玲子さん(31)は「出合わなければ陸前高田に行くこともなかった。ゆめちゃんがつないでくれた縁だ」と語った。
 グランプリは開始以降、知名度上昇や経済効果を狙い、各地のキャラが出場する一大イベントに成長。一方で上位進出のため過熱する選挙対策が度々問題視された。大会の実行委員会は「勝つことが目標となり、地方創生という本来の目的が崩れてきた」と判断。幕を閉じる一因となった。


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2020年10月05日月曜日


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