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宮城県美術館移転構想、村井知事「できる限り早く結論」

宮城県美術館

 仙台市青葉区の宮城県美術館を宮城野区に移転新築する構想に関し、村井嘉浩知事は5日の定例記者会見で、現地存続と移転の両案を分析する民間企業への業務委託の結果がまとまり次第、早い時期に方向性を決める考えを示した。
 村井知事は「現実的な財政状況を見据えたリニューアルがどの程度できるのか諮っている」と説明。「基本構想を作り、設計するとなると6、7年かかる。できるだけ早く方針を決めたい」と強調した。
 県美術館の今後については(1)現地での増改築(2)宮城野区への移転新築−を軸に議論が進んできたが、県は1日の県議会9月定例会で現施設を増築せず改修する第3案も検討する方針を表明した。村井知事は「県民の関心も高い。いろいろな意見を聞いて、一番いい選択をしたい」と述べた。
 今月から政府の観光支援事業「Go To トラベル」に、東京発着の旅行が追加された。村井知事は「観光地によって前年と同じか、それ以上の人出があった」と指摘。経済活動と新型コロナウイルス感染予防との両立で手応えを口にした。
 県立がんセンター(名取市)と東北労災病院(仙台市青葉区)、仙台赤十字病院(太白区)は連携、統合に向けた協議を進める。名取など県南4市町の首長は9月25日、統合した場合の新病院の地域内整備を求める要望書を県に提出した。
 村井知事は「非常にいいこと。関心のある自治体に積極的に関与してもらいたいという思いで公表した。狙い通りだ」と歓迎した。
 東京電力福島第1原発事故を巡り、福島、宮城両県などの住民が慰謝料などを国と東電に求めた集団訴訟で、9月30日の仙台高裁判決は一審に続き国と東電の責任を認めた。村井知事は「大きな事故になると、事業者のみならず国の責任も相当重いものと受け止めた」と話した。


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2020年10月06日火曜日


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