宮城のニュース

ベガルタ、約3億円の債務超過「3〜4年で解消」 自力再建目指す

クラブ経営改善のために寄付するサポーターに頭を下げる菊池社長(左)=2020年9月27日、ユアテックスタジアム仙台

 サッカーJ1仙台などを運営するベガルタ仙台(仙台市)の経営危機問題で、菊池秀逸社長は6日、2020年度決算で見込まれる3億円規模の債務超過を「3、4年で解消する」と表明した。増資は行わず、自力で経営を立て直す。仙台市内で開かれた取締役会の後、オンラインの記者会見で明らかにした。

 菊池社長は取締役会で、株主の宮城県や仙台市、アイリスオーヤマでつくる経営検討委員会の提言を基に15項目の経営改善策を提案。(1)11月末までにユニホームスポンサーを獲得(2)中期経営ビジョンの早期策定(3)チケット価格の見直しの検討−などを通じて赤字幅を圧縮すると強調した。
 市には、本拠地ユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)のさらなる使用料減免を依頼。サポーターにオンラインで経営状況を説明する場を10月中に設ける方針も示した。役員は報酬を10月から2割、来年1月以降は1割を自主返納する。
 Jリーグの規定では債務超過に陥った場合、リーグ参加資格となるクラブライセンスを剥奪されるが、今季は新型コロナウイルスによる特例措置で適用されない。菊池社長は「リーグには(債務超過の解消に)3、4年かかると伝え、継続の検討をお願いしている」と説明した。
 取締役会で報告された収支見込みによると、本年度は営業収益18億6800万円(予算比9億7000万円減)、営業費用25億4000万円(同3億円減)で、経常損益は6億6400万円の赤字。試合運営費やフロント経費が下方修正されて赤字幅が減り、債務超過額は当初より5000万円減の約3億円に縮小した。


2020年10月07日水曜日


先頭に戻る