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日本海溝の巨大地震で内陸まで浸水の恐れ 釜石市、中妻地区で説明会

参加者から質問や意見が相次いだ住民説明会

 岩手県釜石市は5日、内閣府がまとめた日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震による津波想定に関する住民説明会を市中妻体育館で初めて開いた。市の担当者が浸水域が内陸部に及ぶことを説明し、地震発生時の迅速な避難を呼び掛けた。説明会は各地で順次開催する。
 中妻地区は海まで2キロ強あり、東日本大震災の津波では浸水しなかった。今回の想定では、津波で防潮堤が破壊された場合、最大で5〜10メートル、広い範囲で2〜5メートルの浸水の可能性があると示された。
 野田武則市長は「今までは安心していた人も重く受け止めてほしい。誰一人犠牲にならない対策を講じていく」と強調した。
 参加した約30人の住民からは「避難所や避難路を早く示してほしい」「小中学校で津波避難を採り入れた防災教育を強化してほしい」などの意見が出た。
 中妻北町内会長の佐藤力さん(71)は「ここまで津波が来るとは正直驚いた。津波への危機感が高くない地域なので認識を改めたい」と話した。
 会では昨年の台風19号災害の検証結果も示された。


2020年10月07日水曜日


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