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郡市政 与野党が逆転? ガス民営化に自民が賛成、共産は反対

仙台市ガス局。左奥は3基の都市ガスフォルダー=仙台市宮城野区

 7日閉会した仙台市議会9月定例会の本会議で、2019年度ガス事業会計決算の認定を巡り、共産党が反対討論、自民党が賛成討論に立った。ガス事業民営化への疑問が反対理由だったが、共産は市政与党を掲げる。一方の自民は郡和子市長に厳しい態度で臨む野党的立場で、与野党逆転したような論戦となった。
 共産党市議団は古久保和子氏が反対討論。郡市長が昨年2月、民営化に向けた公募再開を突然表明し、同会計の決算が当初予算の5.5倍に膨らんだと指摘。「ガス局の職員にも知らせず方針決定が行われたことは重大だ」と批判した。
 最低譲渡価格を400億円と設定した根拠を明かさず、市民説明会も開催していないことを問題視し「市民の財産なのに市民不在だ。暮らしに関わる疑問に答えずに進める民営化は認められない」と主張した。
 自民は菊地崇良氏が賛成討論した。来年5月の優先交渉権者決定までのプロセスに「公正な選考過程の中で戦略的に取り組むことを求める」と注文を付けた上で「持続可能な都市経営を実現する未来志向の民営化に賛同する」と強調した。
 共産は17年の市長選で旧民進、社民両党と郡氏を支援し、自民などが推す対立候補を破った経緯がある。
 同決算は共産を除く賛成多数で認定されたが、ベテラン議員は「来夏に市長選を控え、郡市長に対するメッセージを込めたような論戦だった」と解説した。


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2020年10月08日木曜日


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