宮城のニュース

被災家屋解体進む、住民涙でお別れ 宮城・丸森、9月末で159件終了

解体作業が進む佐久間さん方

 台風19号から間もなく1年となるのを前に、宮城県丸森町内では被災した家屋の解体が進む。集団移転を予定する五福谷、向原地区にまたがる住ケ市集落でも町による解体が始まり、住民が住み慣れた家との別れを惜しんでいる。
 「家にはもう住めなくなると、台風の夜には覚悟していた」
 集団移転計画の中心を担う佐久間新平さん(71)が振り返る。築28年の木造2階の自宅に一家6人で暮らしていた。公費による解体作業は5日に始まり、思い出の詰まった建物から、窓や壁などが徐々に取り除かれている。
 台風で五福谷川が氾濫し、集落17戸の半数以上の家屋が水や土砂に襲われた。既に解体され、更地となった場所もある。佐久間さんは「他の住民の家がなくなるのを見ても涙が出る。(大きな被害を受けず)集落に残る住民も寂しがっている」と語った。
 町によると、公費解体の受付件数は9月末現在で290件。うち159件が解体を終えた。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2020年10月09日金曜日


先頭に戻る