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福島第1原発2号機、初の立ち入り調査 規制委員長ら

2号機の原子炉建屋内で初の立ち入り調査をする原子力規制委のメンバー(原子力規制庁提供)

 原子力規制委員会は8日、東京電力福島第1原発の事故分析のため、炉心溶融(メルトダウン)した2号機の原子炉建屋を現地調査した。高線量の2号機に人が立ち入る調査は初めて。
 更田豊志委員長ら5人が建屋内に入り、構造物に付着した放射性物質を拭き取るなどして汚染状況を調べた。空間線量はオペレーティングフロアのある5階が最大毎時11、12ミリシーベルト。更田委員長は10分ほどで退出基準の0.85ミリシーベルトに達した。
 更田委員長は調査後に取材に応じ「最後は追い立てられるように退出した。短い時間で基準に達したことを考えると、廃炉作業で人が入ることの困難さを改めて実感した」と話した。
 建屋内にちりが漂うなどして高線量のままになっているとも説明。「事故からの時間経過を考えると不思議な現象だ。汚れたちりがどこかで発生していないと考えにくい」と指摘した。
 規制委は福島第1原発の事故調査を昨秋に再開。年内にも報告書をまとめる。


2020年10月09日金曜日


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