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東北の清酒の味、香り審査 仙台で鑑評会

出品酒の味と香りを確かめるキャロン氏(手前)ら評価員

 仙台国税局は9日、東北清酒鑑評会の最終審査となる決審を仙台市青葉区の同局で行った。19人の品質評価員が吟醸酒、純米酒の2部門で予審を通過した計185点の味や香りを審査した。
 清酒の製造技術や品質の向上を目的に毎年開催。今年は東北の147の酒蔵から吟醸酒の部221点、純米酒の部158点の計379点が出品され、それぞれ約半数が決審に進んだ。
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため会場を2カ所に分け、おちょこの使い回しなどをやめた。評価員はおちょこに入った出品酒をスポイトで小さなプラスチックカップに移し、味や香りを確かめた。
 評価員は、同局の鑑定官や6県の清酒製造技術指導機関の職員、酒蔵の技術者のほか、ともに米国出身の日本酒ジャーナリスト、ジョン・ゴントナー氏と、新沢醸造店(大崎市)の副杜氏(とうじ)サム・アンダーバーグ・キャロン氏が務めた。外国人評価員は各部門上位3賞に対する英語の評価コメントを出し、輸出の商談などに役立ててもらう。
 武藤彰宣鑑定官室長は「新酒鑑評会と異なり、春先までに造った酒の貯蔵技術を含めて見る。今年は暖冬で各蔵は苦労したが、出来はとてもいい」と話した。審査結果は11月12日に公表する。新型コロナを考慮し表彰式などは行わない。


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2020年10月10日土曜日


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