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悲しみ越えて前へ 台風19号から1年 丸森で追悼式

昨年10月の台風19号豪雨から1年を迎えた12日、宮城県丸森町で町主催の追悼式が営まれた。遺族や町関係者らが犠牲者の冥福を祈って黙とう。災害に強いまちづくりを誓った=12日午前10時ごろ、丸森町の丸森まちづくりセンター
阿武隈川の水面を色鮮やかに照らし出した追悼の花火=12日午後7時20分ごろ、丸森町

 あの日を思い、犠牲者の鎮魂と町の復興を願った。台風19号豪雨から1年を迎えた12日、宮城県丸森町で追悼式が開かれた。遺族14人をはじめ関係者計約80人が参列し、献花台に白い菊をささげた。
 同町では災害関連死1人を含む11人が亡くなり、1人が行方不明となっている。保科郷雄町長は「被災者が一日も早く日常を取り戻せるように、安らぎある暮らしの実現に取り組むことをみ霊に誓う」とあいさつした。
 町商工会は同日夜、犠牲者を追悼する花火800発を町内で打ち上げた。復興支援への感謝も込めた大輪が夜空に広がり、町内の仮設住宅団地などで住民たちが見上げた。
 営んでいた食堂と自宅が被災し、仮設住宅に身を寄せる町商工会長白木寛一さん(73)は「犠牲者や遺族にとって、安らぎの時間になったのであればうれしい。地域経済の回復や新型コロナウイルスの終息も祈った」と語った。


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2020年10月13日火曜日


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