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南三陸「復興祈念公園」が全面開園 追悼と伝承、新たな一歩

全面開園した南三陸町震災復興祈念公園。中橋(手前)が開通し、公園と市街地がつながった=12日、南三陸町志津川
防災対策庁舎前に移設された献花台に花を手向ける開園式参列者
町特産の南三陸杉をふんだんに使って造られた中橋
テープカットをして震災復興祈念公園の全面開園と中橋開通を祝う佐藤町長(左から2人目)ら関係者

 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町が志津川地区に整備を進めてきた震災復興祈念公園が12日、全面開園した。南三陸さんさん商店街と祈念公園を結ぶ中橋も同時に開通し、震災から9年7カ月を経て復興の歩みがまた一歩進んだ。
 祈念公園は昨年12月の一部開園以来、段階的にエリアを広げ、全面積6.3ヘクタールの整備が完了した。津波に襲われて骨組みのまま残る町防災対策庁舎の周辺エリアが新たに加わり、津波で流失した中橋が再び八幡川に架かった。
 中橋周辺であった式典には平沢勝栄復興相や村井嘉浩宮城県知事ら約100人が出席。佐藤仁町長は式辞で「公園は犠牲者の追悼と震災の継承、国内外の支援に感謝を示す場になる。恩に報いるためにも、復興完遂に向けて歩みを進めていきたい」と述べた。
 南三陸町では震災で行方不明者を含む831人が犠牲になった。祈念公園は約17億円を投じ、犠牲者名簿を安置した石碑が立つ「祈りの丘」や「語り継ぎの広場」などを整備した。


2020年10月13日火曜日


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