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立民岩手、波乱の船出 結成大会で階氏を門前払い、小沢代表「迎える段階ではない」

会場前で入場を求める階氏(左)と拒否する立民県議

 立憲民主党岩手県連(代表・小沢一郎衆院議員)の結成大会が11日、盛岡市のホテルであった。県連から政治資金問題で損害賠償訴訟を起こされた階猛衆院議員(岩手1区)は、党本部から岩手1区総支部長に選任されているが、会場入り口で門前払いを受けた。解散総選挙に向け、「挙党一致」には程遠い船出となった。

 結成大会が始まる17分前、階氏がホテルに姿を見せ、「総支部長なので当然参加する権利はあると思って来た。排除するのか」と会場入り口で詰め寄った。
 相対した立民県議は「(出席の)事前登録がない」と説明。4分間の問答の末、階氏は会場に入ることなく、立ち去った。
 県連は大会直前の9日、階氏が旧国民民主党在籍時に党の政治資金を不法に持ち出したとして、3000万円の損害賠償を求める訴えを盛岡地裁に起こした。
 県連によると、階氏とは7月からこの問題について協議を続けてきた。代表に就いた小沢氏は党本部に対し、原則として公認候補となる総支部長に階氏を就任させるのは待つよう求めていた。
 県連入りを阻まれた階氏は11日、取材に対し「全く違法性がなく訴える理由はないと思う。大会に入れなかったことを党本部に報告し、今後の対応を相談する」と話した。

 階氏は2007年7月の衆院岩手1区補選で初当選。12年7月の民主党分裂で小沢氏とたもとを分かった。
 同年10月には、階氏が代表代行だった民主党県連が元県連役員を相手に損害賠償訴訟を起こした。分裂時、県連の政治資金を小沢氏が代表の「国民の生活が第一」に移したのは背信や権限乱用に当たるとの理由だ。今回の提訴は、当時と立場が逆転した格好だ。
 11日の結成大会後に記者会見した小沢氏は、階氏に関し「まだ県連に迎え入れる段階ではない」と説明。「問題が解決すれば県連の正式メンバーとして入ってもらうことになる。現職だから候補者ということになるだろうと思う」と今後の展開には含みを持たせた。
 結成大会では参加した約150人が「何としても政権交代を実現しよう」と気勢を上げた。だが参加者の一人は「こんなことで政権交代の雰囲気になるだろうか」と表情を曇らせた。


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2020年10月13日火曜日


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