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プラスチック12種を簡単判別 山形・天童の山本製作所が装置開発

ペットボトルのキャップなどプラスチック製品にセンサー部を当てて使う「ぷらしる」

 農機、環境関連機器製造販売の山本製作所(山形県天童市)は、プラスチックの材質判別装置「ぷらしる」を開発し、販売を始めた。廃棄物処理業者の分別の負担軽減につながるほか、学校などの環境教育の教材としての活用も見込む。同社は「資源の有効活用を図るプラスチックリサイクルの可能性を広げたい」と話している。

 ぷらしるは読み取り機能内蔵のセンサー部と、判別結果を表示するタブレット端末から成る。対象物にセンサー部から近赤外線を照射し対象が反射した光の波形を測定。ぷらしるに登録されているポリスチレンやポリプロピレン、ポリ塩化ビニールなど12種類のプラスチックの波形データと照合され、最も近い材質が端末に表示される。
 判別装置は従来、外国製の大型品が多く、装置の前に対象物を運ぶ必要があった。ぷらしるは小型で軽量なため機器を持ち歩くことができ、対象物に水平、垂直どちらでも接触しやすい。業者も材質の判別はベテラン職員の経験に頼りがちだったというが、誰もが同じ基準で簡単に調べられる。価格も100万円以下と従来品より低く抑えた。
 廃棄物処理業者などプロ向けに開発を始めたが、学校の授業や企業の社会教育など新たな需要も探る。同社が昨年、東京であった環境展示会でプロトタイプ(試作品)を実演したところ、「学校教育に活用できる」「企業の社会的責任(CSR)活動に有効ではないか」との声が上がった。
 価格は98万円。連絡先は同社0237(43)8815。


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2020年10月13日火曜日


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