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汚れた写真の応急処置法を紹介 震災被災地の団体が動画制作

応急処置方法を紹介する動画の一場面。きれいな水で洗う時の注意点を説明している
応急処置方法を紹介する動画の一場面。速やかな乾燥が重要だと説明している

 東日本大震災や西日本豪雨の被災地で、津波や泥水でぬれた写真を洗浄して持ち主に返す活動を続ける「被災写真救済ネットワーク」(事務局・陸前高田市)が、汚れた写真の応急処置方法を紹介する動画を制作した。全国で豪雨災害が相次ぐ中「経験で培った写真救済のノウハウが各地で生かせる」と考えた。
 動画は写真の構造や被災写真の応急処置など2〜10分程度の全4本。
 写真は表面が写真用ゼラチンで覆われ、水にぬれた状態が続くと写真同士がくっついたりカビの発生で変色したりすることを説明。「まず乾かすことが重要だ」と解説している。
 ぬれた写真は1枚ずつはがして乾燥させることや、状態によっては水に漬けると絵柄が消えてしまうため注意が必要なことも指摘している。
 動画はネットワークのホームページで9月下旬に公開した。制作には富士フイルムや地元放送局のアナウンサーが協力した。傷みが激しい写真やくっついた写真の処置方法を紹介する動画の制作も検討している。
 ネットワークの共同代表を務める三陸アーカイブ減災センター(陸前高田市)の秋山真理代表理事は「震災や豪雨災害の被災地では多くの写真が救済されずに捨てられた。動画を参考に一枚でも多くの思い出の写真を救ってほしい」と話した。


2020年10月13日火曜日


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