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園児の薬袋、依頼書と一体化 山形の印刷会社発売

さまざまな記入欄を設けた薬の依頼袋

 山形市の印刷業、武田紙工は、子どもが通う保育園や幼稚園に保護者が薬の投与を依頼する際の紙袋セット「おくすり係」を発売した。第三者が幼児に薬を与えるリスクを踏まえて分かりやすさに留意し、袋にさまざまな記入欄を設けた。同社は「親や園のスタッフの負担や不安を少しでも軽減したい」と話している。
 紙袋は縦約15センチ、横約11センチで1日使い切りタイプ。園児の小さなかばんにも納まる。(1)食前、食後など飲む時間(2)常温、冷蔵といった保管法(3)粉薬、シロップといった種類(4)保護者や園の投与者の名前や押印−などの記入欄がある。注意事項を書き込めるので保護者と園の連絡手段にもなる。
 袋の開発は、武田靖裕常務(43)が女性社員から子どもの薬を通園先に持たせる際の作業の大変さを聞いたのがきっかけ。薬を入れる袋をその都度用意して記名し、依頼書や連絡帳に必要事項を書いていたという。
 同社は1918年の創業以来、茶袋など「紙の袋」を手掛けてきた。袋の製造と印刷の技術を生かし、幼稚園教諭や保育士の意見も参考に、薬の依頼書と袋を一緒にした商品を開発した。武田常務は「使い勝手を検証しながら、オーダーメードにも対応したい」と語る。
 同じ柄の20枚入り、7色セットの35枚入りがあり、いずれも送料込み2000円。同社のウェブ店「フクローブクロー」で扱っている。連絡先は同社023(622)4187。


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2020年10月14日水曜日


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